光をテーマにした短歌コンテストで1200首の中から選ばれた4首の短歌を原作に、この世界を生きるための支えとなる光のありかを、現代に生きる4人の主人公の姿とともに描きだす。都内近郊に住む詩織、雪子、今日子、幸子は、それぞれ誰かを思う気持ちを抱えながら、それを伝えられずに日々の生活を続けている。旅に出てしまう同僚、他界した父親、閉店が近いアルバイト先の仲間、長い年月行方知れずの夫のことを思いながら、彼女たちは次の一歩を踏みだしていく。そんな彼女たちをときに静かに、やさしくつつむ光がある。『ひとつの歌』につづく、杉田協士監督による長編第2作。 Based on four tanka poems, selected from 1,200 submissions to a contest with the theme of light, this film i...