中原的三次出场。第一次是在酒馆相遇。

这一段的编剧来自于檀一雄的小说《太宰治》,书是在太宰治死后写成的。其中写到二人的交际:


檀一雄の「小説 太宰治」から引用します。

――――寒い日だった。中原中也と草野心平氏が、私の家にやって来て、ちょうど、居合わせた太宰と、四人で連れ立って、「おかめ」に出掛けていった。初めのうちは、太宰と中原は、いかにも睦まじ気に話し合っていたが、酔が廻るにつれて、例の凄絶な、中原の搦みになり、
「はい」「そうは思わない」などと、太宰はしきりに中原の鋭鋒を、さけていた。しかし、中原を尊敬していただけに、いつのまにかその声は例の、甘くたるんだような響きになる。
「あい。そうかしら?」そんなふうに聞こえてくる。
「何だ、おめえは。青鯖が空に浮かんだような顔をしやがって。全体、おめえは何の花が好きだい?」
 太宰は閉口して、泣き出しそうな顔だった。
「ええ? 何だいおめえの好きな花は」
 まるで断崖から飛び降りるような思いつめた表情で、しかし甘ったるい、今にも泣き出しそうな声で、とぎれとぎれに太宰は云った。
「モ、モ、ノ、ハ、ナ」云い終って、例の愛情、不信、含羞、拒絶何とも云えないような、くしゃくしゃな悲しいうす笑いを泛べながら、しばらくじっと、中原の顔をみつめていた。
「チェッ、だからおめえは」と中原の声が、肝に顫うようだった。
 そのあとの乱闘は、一体、誰が誰と組み合ったのか、その発端のいきさつが、全くわからない。
 少なくとも私は、太宰の救援に立って、中原の抑制に努めただろう。気がついてみると、私は草野心平氏の蓬髪を握って掴みあっていた。それから、ドウと倒れた。
「おかめ」のガラス戸が、粉微塵に四散したの事を覚えている。いつの間にか太宰の姿は見えなかった。私は「おかめ」から少し手前の路地の中で、大きな丸太を一本、手に持っていて、かまえていた。中原と心平氏が、やってきたなら、一撃の下に脳天を割る。
 その時の、自分の心の平衡の状態は、今どう考えても納得はゆかないが、しかし、その興奮状態だけははっきりと覚えている。不思議だ。あんな時期がある。
 幸いにして、中原も心平氏も、別な通りに抜けて帰ったようだった。古谷綱武夫妻が、驚いてなだめながら私のその丸太を奪い取った。すると、古谷夫妻も一緒に飲んでいたはずだったが、酒場の情景の中には、どうしても思い起こせない。
(檀一雄「小説太宰治」岩波現代文庫より)
(原址:http://chuya-ism.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/by_6449.html)
作者檀一雄此人是太宰治的朋友,同为小说家。在太宰的追悼会上曾深情哀悼:
“昔日我和你,双手捧的并非书籍,而是抱着各种可以抵押的物品,东奔西走却四处碰壁,在大河的另一端,臭水沟边蚊子一大堆,却仍是风花水月,寻欢买醉地享受着生命,短暂的夜晚,拥抱着欲望进入梦乡,君之恶友唯恐吾一人,尔等酒有苦有劣,灼痛我的五脏,为君,我不供鲜花,我不放漆器,醉痴之曲,吾在酒水中听见……“
在小说中,令人很难不将他同坏人崛木挂钩。而中原也曾经讥讽其人为太宰的跟屁虫。可惜一次太宰与他相约在小房间里用煤气自杀。其人中途害怕逃跑没能死成,因而被太宰怒而绝交。堪称文学史上的一件憾事......


第二次出场。在情死未遂之后,带他去了镰仓的火车隧道,相约一同自杀,未遂。主人公在黑暗的隧道里注视着水滴落下,宛如线香花火。第三次被提及,中也已经去世了。
对照历史:
1934年,太宰和中原等人成立同人志《青花》,同年,中原出版自己第一部诗集《山羊之歌》。1937年中原中也因结核性脑膜炎去世,享年30岁。



个人感觉电影加入了中原的出场(原小说中并无此情节),或许是对创造了诗人们的那个时代的致敬。同时,也同其他人对叶藏的影响形成了鲜明的对比。
影片中叶藏同几个人有限而充分的交际:只会讹人钱财的崛木,自私、虚伪、懦弱而狡猾。照管自己的比目鱼,是个庸俗不堪的烂货。比叶藏要狡猾的男人们,想方设法从他身上获得好处,其他什么也不顾。至于女人们,愿意为他而殉情的,愿意包养他的,愿意嫁给他的,愿意照顾他的,明里暗里向他示好的女性们身上,都有一种能把人拖入黑暗中的消极气息。整部片子的人际关系统统这个样子,教人怎么能坚持看得下去?
中原的出场,为整部片子增加了一点点难能可贵的明朗色彩。
在镰仓的隧道里看见的线香花火,安静庭院里盛开的桃花。以及叶藏在中原死后以清酒和威士忌向他祭奠。小说里同崛木的悲剧喜剧词语游戏被编剧珍惜地换用在了这里。”清酒是悲剧,威士忌是喜剧。“看到这里的时候,觉得拥有着这样的友谊,叶藏的一生也算是得到了一些宝贵的东西。

《人间失格》的人物姓名是虚构的。中原中也这样一个真实的名字在电影中出现,简直令我吓了一跳。同时《人间失格》作为一部不折不扣的私小说,在其中加入了中原,好像令人越过TOMA的脸直接联想起了太宰本人。至于这份联想是不是仅因为文学宅的敝人天线过于灵敏,我就不得而知了。在此google了一屉搜出以上资料,供诸位参考。

人间失格人間失格(2010)

上映日期:2010-02-20(日本)片长:134分钟

主演:生田斗真 伊势谷友介 寺岛忍 小池荣子 石原里美 坂井真纪  

导演:荒户源次郎 编剧:浦泽义雄/铃木栋也/太宰治 Osamu Dazai

人间失格的影评

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